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2006年10月16日

■JFA技術委員会のドイツW杯総括を読んでみた

YOMIURI ONLINE:協会がドイツW杯を総括
http://www.yomiuri.co.jp/sports/feature/japan/ja20061003_01.htm

ドイツW杯の総括として技術委員会がテクニカルレポートを提出したいう。

そのテクニカルレポートの内容の一部抜粋が載っているというので

technical1.jpg

JFAが発行しているテクニカルニュースを入手して読んでみた

↓一番重要そうな総括の部分を抜き出してみると


JFAテクニカルレポート抜粋
=日本は何をすべきか=

今大会を受けて、日本は何をするべきか。冒頭にも述べた通り、テクニカルレポートは、それを導き出すためのものである。

今回のFIFAワールドカップドイツ大会は今後の日本サッカーにとって重要な意味を持つ大会だと思われる。結果はグループステージ3戦で2負1分の勝ち点1、得点2失点7のグループステージ敗退であり、結果を見れば失望感が漂うが、FIFAランキングにも示されたとおり、これが現状との認識からスタートしなければならない。かといって全てができなかった訳でなく、何ができて何ができなかったのか、そして今後どのようにしていくことが必要なのか、が重要である。そのために今回の日本の戦いを検証し今後の発展の分岐点にすることが、我々に求められている。

勝った国との差は、最終的な部分での差ではなく、「当たり前」の部分の習慣化、徹底のところでの差であったと考える。勝った国が持っていた、全員の高い技術、全員のハードワーク、全員の闘う姿勢というベースの部分を、もっとレベルアップする必要がある。
それには根本的な2つの変化が必要である。

・守備の意識を変える(ボールを奪いにいく)
・技術の認識を変える(質・量共に)

そのためには、国内での競技環境自体がレベルアップする事が必要である。守備がゆるい戦いが行われている環境では、最適なファーストタッチやパススピード等の技術が必要とされない。待っていれば相手のミスが起こるような甘い環境では、厳しいハードワークが必要とされる甘さや隙のないサッカーの追及は困難である。多少才能のあるというだけで全てが許されるような環境ではインターナショナルで要求される要素は身についていかない。国内、ひいてはアジアの戦いの中でそのようなことが当たり前として行われるようでなければ、レベルの高い「当り前」の習慣化は難しい。

 そして、その上で、日本人の特徴を生かした、日本人としての闘い方を追求していく。「全員がハードワーク」するというこの傾向は、日本人が特性として最も力を発揮できる部分と考える。言い換えると、世界トップレベルのサッカーの流れが、日本人の特徴を生かせる方向に進んでいると言って良い。
 それに向けてさまざまな取り組みを継続、あるいは開始していきたい。
 詳細には、各年代指導方針、指導者育成等に落とし込んでいく。

正直、読んでみての感想は

えっ?これで総括終わりなの??

と言うしかないですね…


川淵はドイツでの惨敗後の会見で

「試合の内容その他についての分析は技術委員会がいろんな綿密な分析をして、レポートが出されるので、私自身の感想はここでは控えさせていただきます」

って責任をはぐらかすような発言をしていたんだけど、本当にこれが総括でいいのだろうか…


それと、技術委員会のワールドカップ総括レポートって
どれだけ日本代表に影響をがあるものなのか?
2002年の時はどんなだったのかを振り返ってみた

ただ、残念ながら2002のテクニカルレポートの文面は手に入らなかったので

代わりに

technical2.jpg

テクニカルレポートのビデオで振り返ってみる


そのビデオの冒頭では

technical3.jpg

とにかく組織的な守備が大事だと強調される
例として

technical4.jpg

フランスVSデンマークでフランス攻撃陣を組織的な守備で押さえ込み
ボールを奪ってデンマークが攻撃に映る場面が流される

そして
日本代表の

technical5.jpg

ベルギー戦で組織的な守備でパスコースを潰し、
苦し紛れのクロスを上げさえる事で難なくボールを奪い返す日本のディフェンスが検証され

日本代表も終始、組織化された守備を見せることができた
これこそが初の決勝トーナメント進出を果たせた要因だった

と締めくくられる


そして

technical6.jpg

次に映し出され強調されてたのが
そういう組織的な守備を打ち破るための速攻とダイレクトプレー

フランス戦でのセネガル、
イングランド戦でのブラジルのダイレクトプレーからの得点シーンが検証され

組織的な守備を打ち破るには連携を高めてダイレクトプレーで崩すべきだ

と、まとめています。


このテクニカルビデオでまず重要視されている

・組織的な守備
・ダイレクトプレーでの速攻

これってジーコJAPANの四年間で見れなかったモノの1位と2位なんじゃないのかという気がしてくる…
テクニカル・レポート、あんまり役に立ってなかったね…


ただ、このテクニカル・レポートビデオが駄目かと言うと
感想は全く逆で、本当に素晴らしい内容なんですよ。
海外サッカーのゴール集DVDなんか見るよりは、
何倍も現代サッカーへの理解と造詣が広まると断言できます。2006版は絶対に買いますよ。

こうしてビデオを見てみると
技術委員会はワールドカップなどの試合の技術的な検証という部分は十二分にやっている。

ドイツでの惨敗は日本代表選手の技術というよりは
チーム作りの過程とか監督の采配とか強化試合の立て方とか
そういうプレーの外の部分に、より原因があるような気がするんだけど、
そういう部分には触れさせず
代表監督やチームを評価査定する権限を剥奪した技術委員会のレポートを
最終的な総括とさせているJFAの構造が一番の問題のような気がしてきました。

コメント

価値在る物を作ったのに、ジーコで4年いっちゃったのか。
この不覚、忘れまい。

Posted by: at 2006年10月16日 08:56

いや日本ではよくあること。数年後に歴史学者かジャーナリストが見つけて取り上げて後悔して、後悔するだけ。

Posted by: at 2006年10月16日 09:29

岩本テルがキマしたよ、UGタン。

Posted by: at 2006年10月16日 10:28

>テクニカルビデオでまず重要視されている
>・組織的な守備
>・ダイレクトプレーでの速攻

世界は上記の点を攻略する戦術を取ってきたわけで、ズィッコジャパンで見られなかったこと自体は悪くはなかったんだけどもね・・・
難しいもんだ。

テルktkr

Posted by: at 2006年10月16日 12:02

>テクニカルビデオでまず重要視されている
>・組織的な守備
>・ダイレクトプレーでの速攻

世界は上記の点を攻略する戦術を取ってきたわけで、ズィッコジャパンで見られなかったこと自体は悪くはなかったんだけどもね・・・
難しいもんだ。

テルktkr

Posted by: wktk at 2006年10月16日 12:03

このビデオは、一般の人も普通に買えるのですかね。だとしたら欲しいなぁ。

Posted by: conejo at 2006年10月16日 15:46

テクニカルVIDEOは一般人は買えない

誰かユウつるべにUPして

Posted by: at 2006年10月16日 16:50

テクニカルVIDEOは一般人は買えない
指導者資格保有者じゃないとね

誰かユウつるべにUPして

Posted by: at 2006年10月16日 16:50

このテクニカルレポート見ましたが、日本に関する文章はほとんどありませんでしたね。
DVDは11月10日から発売で6300円とかいう話です。一応購入資格はあるので内容はまともなら買ってもいいですけど。

Posted by: Motti at 2006年10月16日 18:02

2002 のビデオ+レポートは、資格保有者でないと購入できない。
2006 のDVD+レポートは、Amazon や量販店で購入可能。
Amazon で予約購入すると、25%OFF。

Posted by: at 2006年10月17日 10:20

蹴球ヘッドラインのスクリプト提供していただけませんか?

Posted by: pon at 2006年10月17日 21:30

ユーロ2008行くの?

Posted by: at 2006年10月18日 00:21

日本代表を評価したら自己否定しないといけなくなりますよね。だから評価に値しないのかと。
そういうチームを4年間も無批判で存続させたというところに自己矛盾があります。

Posted by: at 2006年10月18日 02:08

これは本来前任の田嶋がやるべき事でしょ。
後任の小野さんがやってるけど。

Posted by: JJ at 2006年10月19日 17:27

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