EXFA新作「KING11」と「フリーガン・トートバック」発売開始

2006年02月04日

■K-1 WORLD MAX2006日本代表決定トーナメント雑感

K-1 WORLD MAX2006日本代表決定トーナメント雑感です

TVでは第一試合で行われた安廣 VS HAYATO戦
この試合はパンチ技術と手数で優るHAYATOに対し、安廣がカウンター気味のローキックで対応する展開で終始したように見える。

リーチ差から常に劣勢に追い込まれながらも頑張った安廣だが、
安廣の足を止めて踏み込まずに打つローキックは
HAYATOのストレートが前足を斜め前方に踏み込み、頭をずらしながら打つストレートだったせいもあってか
効果的にダメージを与えられなかった。


こういうタイプのローキックは、追い込まれた劣勢の状態からカウンター気味に打っても効かないのだ。

だが、今大会で面白いと感じたのが
第一試合で使えなかった、こういうタイプのローキックを効果的に使い、佐藤嘉洋は見事優勝に輝いた事だ。

同じような身体運用から繰り出される同じような技でも
使うタイミングによって、こんなに違うのかと明暗がクッキリ出てしまった。

今大会で佐藤の良かった点は、なにもローキックだけに限らないが、やっぱりローキックを中心に見てしまう。

佐藤のローキックは名古屋JKFの先輩で僕が大好きだったキックボクサー鈴木秀明を思い出させる。

今回の佐藤の勝利は、名古屋JKFが練り続けてきた技術の一つの精華だろう。

5〜6年まえ、鈴木がムエタイで破格の快進撃を続けている時、ヤル側の格闘技雑誌でよく名古屋JKFの技術解説を特集していたが、どれも中途半端な内容で、その本質まで書ききれていなかった。

鈴木にも佐藤嘉洋にも通じる、あの独特のローキックを放つリズムはジム内のスパーリングを通して作りあげるモノなのだろうから、”不立文字”、わずかな紙面で書ききる事などできなかったのだろう。

極論してしまうと佐藤嘉洋と名古屋JKFが目指してきたのは、日本人の特性を活かした、日本人でもムエタイを倒せる技術だ。

この日本人による打倒ムエタイを目指して佐藤嘉洋と名古屋JKFが磨き上げてきた技術がK-1をも制したのだが
果たして今後はどうだろう???

ムエタイとはかなり違うK-1MAXルールで今後、佐藤嘉洋は世界の強豪と闘わなくてはならない。

その時も今の技術体系で通用するのだろうか??

伸びの良いストレート系の強打を誇る元チャンピオン、クラウス
前に出ながら回転のよいパンチを打ってくる上に打ち終わりに隙のない現王者サワー

特に、この両者との対決には興味が尽きない。

佐藤嘉洋の技術がK-1ワールドMAXで通用し、勝利を収められるか否かという問題は
K-1での日本人が目指すべき技術体系がどのように進化するべきかすらも問われる事だと思う。

佐藤嘉洋の本戦での闘いには大注目だ
 
 
 

■マイク・ザンビディスVSブアカーオ・ポー・プラムック

この試合、スポナビの煽りにも

MAX最強の拳と最強の蹴りを持つ両者が雌雄を決する。06年世界王座の行方も占う試合となるだろう。

なんて書いてあったが、

たぶん谷川あたりが

『前回のブアカーオVSクラウスはK-1の歴史に残るベストバウトだったし、クラウスと同じパンチ巧者のザンビディスとブアカーオを闘わせれば、また好勝負になるだろう!!』

とか考えてこのカードが組まれたのだろうが、そうは問屋が卸さなかった。

蹴VS拳という判り易い構図で盛り上がるはずの戦いがブアカーオが一方的に攻めるだけのワンサイドゲームになってしまった。

これはブアカーオのパンチのディフェンスが向上したからでも
サンビディスのレベルが落ちたからでもない
単純に相性が悪かったのである。

前回のクラウスとのパンチVSキックの戦いは面白かったが
ザンビディスのパンチとクラウスのパンチは種類が違う。
この結果はザンビディスの武器とブアカーオのムエタイの特徴を考えれば
当然の帰結とも言える結果だ。

ココにも書いたけど、僕はザンビディスをあまり高く評価していない
弱いとは言わないが、この階級で闘うにはリーチが短すぎる
本来、2階級か1階級下で闘うべき選手だろう。

このリーチの短いザンビディスの得意技がフック。

これではムエタイ巧者のブアカーオに勝利を収めることは相当に厳しいと言わざる得ない。


ムエタイは横からの攻撃に対するディフェンスが非常に発達した格闘技と言える。
グローブを高く上げたアップライトの構えは横からのハイキックと肘をガードするためのモノだし、
横からのミドルキックもボクシングでいうスウェーで交そうとする。

さらに、ムエタイ流のスウェーでは足を止めたまま体を反らすのではなく
一歩下がりながら体を反らすのが基本とされている

PAP_0005.JPG
愛隆堂 ムエタイバイブルより抜粋

この余裕を持ったスウェーでザンビディスのフックを楽々かわすシーンが3Rに何度か見かけられた。

こういうディフェンス技術が長けたブアカーオにとって
リーチの短いザンビエスの飛び込みながらのロングフックは最後まで脅威とは感じられなかっただろう。

その相性を鑑みれば、
このマッチメイクはザンビディスにとっては厳しすぎるマッチメイクだったと思う。


■魔裟斗 VS イアン・シャファー

危なげなく魔裟斗が勝利を収めたこの試合
次の日の新聞各紙は”魔裟斗完全復活”とか
”2006グランプリ制覇に向けて視界良好”とか書かれていましたが
あの試合の魔裟斗をそこまで評価するべきか、正直よく判りません。

それはたぶん、試合前の魔裟斗がビックマウスを吐くインタビューで
試合内容に期待を持ち過ぎて試合を見てしまった所為だと思います…

これは弱点にはならないから、どうでもいい問題かもしれないけど、
弱って下がる相手を仕留める為に前に出ながら攻撃する”運足”が魔裟斗には無いという事はよくわかりましたが…


でも、冷静に見返すと、相手に逃げられてKOは逸したが
相変わらず、魔裟斗には明確な技術的な欠点や、身体的弱点は見当たらない。

魔裟斗の取り立てて弱点が見当たらないという点は
もっと評価されて然るべき、本当に凄い事だと思う。

どのパンチも満遍なく巧いし
ロー・ハイ・ミドル・膝、どの足技も無難にこなせる

この特に弱点が無いうえに、使える技の幅が広いので、
相手の出方によって戦略を変えられる事が、なによりの魔裟斗の強みだと思う。

例えば、1Rと2Rを全く違う戦い方に変えて勝利した村浜戦のような戦い方を魔裟斗は簡単にこなせる。

これは1日のトーナメントで優勝を決定するK-1では物凄いアドバンテージだ。

僕のK-1MAX優勝予想は一昨年も、去年も今年も、そしてたぶん来年も魔裟斗です。


それと、もう一つ、魔裟斗には絶大なアドバンテージがある
それは魔裟斗がK-1で有効だと思える技術に絞って練習できる事だ。

昨年優勝のアンディーサーワーは本来、投げ技とその防御も練習せねばならないシュートボクシングの選手だし
一昨年優勝のブアカーオは肘も首相撲も練習せねばならないムエタイの選手だ

K-1ルールでは使えない技も練習せねばならないライバルに対し
魔裟斗はK-1だけに専念できる。

もし、この3人の身体的能力が、仮に同じだとしたら
大会で勝つのは間違いなく魔裟斗だろう。

しかも、大会が行われるのは毎年、日本だ。
本来、K-1ワールドMAXとは魔裟斗が優勝せねばならない大会なのである。


これだけ恵まれた環境が整っているのだから、
TVであれだけのビックマウスを吐いた以上、今年はキッチリ優勝して欲しい。

コメント

佐藤は普通に圧力に負けて下がって内に入られて
パンチ打たれて負けるイメージしかできません。
小比類巻みたいな感じで。
今日の自称喧嘩番長(被KO番長)まで無惨な結果にはいくらなんでもなんないだろうけどなw

Posted by: at 2006年02月05日 03:58

>誰もそんなの望んでないだろうけどな!!

少なくともボクはわくわくしながら待っていますよ。

Posted by: at 2006年02月05日 12:55

格闘技についてあまり語れないが、最近のJリーグが俺的に面白くないのも、芸術的な点ばかりが強調され、格闘技系のヒール的存在がいないこともあるんじゃないかなと・・・

相手DFをゴールに押し込んだ松永成立や主審にレッドカードを出したピクシーやわざわざイケイケの前まで来て指突き出して煽りにきたエジムンドとか懐かしいねえ。

マジに怪我させるとかじゃなくて、魅せるラフプレーも必要なんじゃないかなと・・・

関係なくてすまないが、本質的には同じってことで・・・w

Posted by: at 2006年02月05日 13:08


2回も書くな
2回も書くな

Posted by: at 2006年02月05日 21:43

PRIDEverはまだですか

Posted by: at 2006年02月06日 01:11

これって箇条書きか?

Posted by: at 2006年02月06日 08:36

プレゼント
よろこべ

http://www.yourdailymedia.com/media/1122383552

Posted by: at 2006年02月06日 15:14

↑よろこんだ(・∀・)
裸足のわりには良いシュートですね。

Posted by: at 2006年02月06日 21:11

まじくだらねーけど笑えるw

Posted by: at 2006年02月06日 23:01

とっくに既出
http://soccerunderground.com/blog/archives/000248.html

Posted by: at 2006年02月06日 23:52

UGさんが武蔵の話した時言ってたハメドの動画最近見たけど、たしかに凄かったよ。

Posted by: at 2006年02月07日 01:50

こっちのリマッチについてはノーコメント?
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/sports/jan/o20060130_30.htm

Posted by: at 2006年02月08日 02:43

ジャンルカ富樫が死んだらしい

Posted by: at 2006年02月08日 08:38


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060208-00000021-sph-spo

信じられん・・・orz
今シーズンのインテルなら大耳も獲れるかもしれないのにそれを見ずして・・・
しかも取材中のアフリカ杯の結末すら見れずに急逝ってのがなんとも悔やまれる。

合掌

Posted by: at 2006年02月08日 10:09

前園さんが広告塔になっている件その2。
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/50530459.html

Posted by: at 2006年02月08日 22:24

ノリヲ先生もコメントしてるね。
http://blogs.yahoo.co.jp/vamosnorio/25011476.html

Posted by: at 2006年02月09日 00:15

ジャンルカの訃報に落ち込みつつ巡回してたら・・・

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060208&a=20060208-00000010-spn-spo

どうやらズべズダの鈴木さんは
コンパで献身的にヤナギのアシストをしていた、あの師匠ではなかったようです
無論ベンチで一人寝姿を写真に取られそうになっていきなり凝視するような事も

Posted by: at 2006年02月09日 03:07

エントリーに関係ないけど

新設校の3期生だったジャンルカさん達が耕したグランドを使わせて貰いました。
サッカーで飯が食えない時代から頑張り、
ようやく活躍の場が広がりつつある今、天に召されたのは皮肉な感じがします。
謹んでジャンルカさんのご冥福をお祈りします。

Posted by: あるぱか at 2006年02月09日 11:12

>新設校の3期生だったジャンルカさん達が耕したグランドを使わせて貰いました。

富樫さんは何の部活されてたんでしょうか?

Posted by: at 2006年02月09日 13:37

富樫さんとはかなり年が離れているので、判りませんが、ご自身のコラムではサッカーをやっていたと有りました。
秋川高校は運動系のクラブ活動が義務づけられていて、正規のクラブの他に体育授業のクラブ活動もあり、
体育授業のクラブはサークルのノリだったのでそちらかも知れませんネ。
UGタンのブログを覗きに来る、一期〜五期生の秋川OBが居れば判るのですがm(_ _)m

Posted by: あるぱか at 2006年02月10日 02:03

管理人さんの格闘技の技術論は本当におもしろいですね。自分は格闘技の試合はただなんとなく見てるだけなんで・・・(^^; ためになります。
数が少ないんで、これからどんどん増やして欲しいです。できればシュルトやグラウベについて語って欲しいです。

Posted by: 極真男 at 2006年02月13日 18:21

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