2009シーズンEXFA発売開始

2005年04月08日

■2006ドイツW杯最終予選アウェー・イラン観戦紀行

今更ながら、やっぱりイランでの事を書いた文をUPしてみた

今度こそ飛行機に乗り遅れないよう
20:40発のエミレーツ/JAL合同便に乗る為に早めに羽田に着く


しかし一緒にイランに行くサポティスタ藤野氏がフライト直前になっても来ない。


藤野氏からメール
『タクシーでぶっ飛ばしている、時間ギリギリに着くから飛行機足止めしておいてくれ』


しかたなく受付で交渉、
”間違いなくスグ来るから、ちょっと待ってくれ”と粘る


藤野氏ギリギリに到着
荷物は預けられなかったけど、搭乗は間に合う
いきなり波乱の旅立ち


関空到着


エミレーツ航空の飛行機に乗り換え、ドバイへ
今チェルシーのユニの胸には

FLY EMIRATES

って書いてあるけど、あれ正しいと実感。
モウリーニョはやっぱり正しいよ。ちょっとDQNだけど。
”できるかぎりエミレーツを使うべき”
とは貧乏旅行のプロ・藤野氏の談。
エミレーツは航空券安くてもメシもTVも豪華
ちなみ、この旅、空港使用税・追加燃料費合わせて10万円弱。
エミレーツ航空はUAEがやっている航空会社なんだけど、
けっきょく油マネーにはどこも勝てないんだな〜


約9時間のフライトを経てドバイ到着


ドバイの空港は凄い豪華
dscn1109.jpg
ちょっとビックリする。


ここで藤野氏、新生銀行から手数料なしでドバイのディルハムで金を下ろし
それをイランリアルに変換。手数料1回分浮かす。
ポルトガルでも重宝したが、新生銀行のカードは本当に便利だ。
月の維持費も取られないし、入金も楽だし、振り込み手数料も月5回まで無料だし
新生銀行マンセー
JNBなんか、もう1銭も入れる気にならないな。


ドバイからイランへ2時間のフライト


テヘラン空港着
かなり草臥れた空港だった
ドバイの空港との落差に驚く。
中東だからって一括りで見ちゃいけないんだね。


空港のロビーで取り巻きに囲まれた川淵発見
長旅のせいか、髪も顔もテカテカだった。


宿の手配無しで着たもんで、宿の確保を最優先に
とりあえず空港からテヘラン市街南の安宿街にタクシーで向かおうとするも
日本で働いていたという日本語ができるタクシーのオッサンにつかまり
そのオッサンにホテルを紹介してもらう。


なんなく宿を押さえる事に成功。
しかし最後にこのオッサンにホテル紹介料払えと言われる。


泊まったホテルはここ
omid-hotel.com
藤野氏が交渉して10ドル引かせて一泊30ドル。
とりあえず、ホテルで疲れを休んでから、日本代表の前日練習を見に行くつもりだったのだが
思ったより何倍も綺麗なホテルで、つい休み過ぎてしまう。
これが間違いの元だった。


アザディースタジアムを目指し街に出る。
どこか古惚けた懐かしさ漂うテヘランの街を歩く。
かなり解放的になったと言うが、^
それでも黒いチャドルで全身を覆った女性の群れを見るとちょっとたじろぐ。
昔、”一人の人間が歴史に与えた影響を数値化する”というハリセルダンみたいな、無茶な事をやった学者が居たそうなのだが、
そのスカウター数値が一番高かった人物は
桁違いでムハンマド=イスラム教の開祖だったそうだ。
1300年前にムハンマドさんが神から預かったという戒律を現代も遵守し
不自由そうな真っ黒の服着て、裾を引き摺りながら目の前歩いているテヘランのオバサン達を見ると
その数値も強ち適当じゃないな〜と感じた。


テヘランの街を地下鉄を探しながら歩いていると
どうも時間が早くなっているのに気づく。
イランは2日前からサマータイムに入っていて、通常より時計が早くなっていたのだ!
気づいた時は、もう代表の練習はとっくに始まっている時間だった!!

んで、焦って、ちょうど前に停まり窓開けて
”ジャポン!スタジアム!スタジアム!”
と誘う相乗りの白タクに乗ってしまう。
これが大きな間違いでした(;´д⊂)


白タクに後座席には一人先客のイラン人の少年が乗っていて
スタジアムと同じ方向の住宅街に先にその少年を降ろしに向かう。
この運転中も運転手と助手席の男は妙に親しげ。
怪しさ一杯だったが、先客の少年はいたって普通だったので気を許してしまう。

少年を降ろし、スタジアムに向かう。

スタジアム前に到着。
それからは
コノのエントリーに書いた通り
助手席の男に首から提げていたビデオを取られ、車で引き摺られ
着ていた服がボロボロになる目に遭いました。

結構、悲惨な状況で
BLOGのコメント欄では色々と同情されたりしたんだけど


ボロボロになりながら立ち上がり

まず俺が思った事、それは

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や っ ぱ り ジ ャ ッ キ ー っ て 凄 い ! !

これはきっとアラーの神からの啓示だと感じたね

アラーの神が


”汝、中学時代の夢に向かって邁進せよ”


と身を持ってわからせてくれたのだ!!と痛感したよ。

中学生時代の僕の夢

それは
東京ディズニーランドの真横に

車に引き摺られたり、
時計塔から飛び降りたり、
ベニー・ユキーデに殴られたり、
サモハンに仕事の邪魔をされたり、
氷張る真冬の池に飛び込んだり、
ヘリコプターにしがみついて街中飛び廻ったり、

映画そのままのジャッキーアクションを体験できる

東京ジャッキーチェンランドを作る!!


それが夢だった。

これからはアラーの神の啓示に従い
夢に向かって邁進する所存であります。
皆さん協力を夜露死苦!!
誰か100億円ぐらい貸してください!!



ボロボロになり神からの大いなる啓示を受けるも
スタジアム前の大通りでこれからどうするか途方に暮れる
警察に行って海外保険の証明書を書いてもらわなくてはならないのだが
当然、ペルシア語なんて話せない。
とりあえず前日練習やっているスタジアムに入れば
日本代表についている日本大使館の人がいるだろうから
糞迷惑顧みず、大使館員か川淵Cに話をつけてもらう事にする。


大通り越えてアザディースタジアムへ

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何人ものマシンガン持った警官が入り口に立っていて、けっこう厳重警備。
イラン代表を一目見ようというイラン人達がゲートにしがみ付いていた。


車が入る混乱を狙ってゲートへ


警官になんか聞かれるが

YES、I’m JAPANESE PRESSを大きい声で
に助けて貰いにきた大バカモノです。を小さい声で喋る。

ゲートにしがみついて周りに溢れているイラン人を尻目にスンナリ中に入れてくれる。


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スタジアムの敷地に入ったものの、今度はあんまり大手からの派遣ではない
日本人プレスがスタジアムに入れず右往左往していた。


とりあえず、知らん顔してスタジアムの階段を登っていくと偶然にエレベーターが来て
そのエレベーターに澄まし顔で乗り込み、スタジアム内へ


偶然が重なり、日本代表練習にたどり着く
スタンド見ているサポーターは僕と藤野さんだけだった。


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スタンドに居るのは2人だけだったので、さすがに目立つ。
藤野さんの顔を見た、日本代表のスタッフが急いでスタンドとピッチの通行口のガードマンに駆け寄り
なにやら耳打ち。急に警備が厳しくなる。

『あいつ、俺の顔覚えているんだよね〜』

と、アザディスタジアムでも昔の悪行が尾を引いていて笑った。
さすが日本代表系一人フーリガン。


ピッチ内で取材していた宇都宮さんに声を掛ける
怪我を心配してくれた上に、大使館の人を探してくれる
ありがたや〜
ウッチー、見た目のまま気さくな良い人だ。


SPORTS Yeahの記者の人とも遭遇。
この人も日本語できるスタッフを探してくれた。
ありがたや〜


代表の練習を見ていると師匠がけっこう元気だった。
明日の出場にかすかな期待を抱く。
いちおう師匠ゲーフラ持ってきていたんで掲げようかと思ったが
追い出されそうなんで自粛。


日本代表の練習はかなり軽めで時間前に終了。


イランの練習が始まるとピッチに居た日本人プレスは
テレ朝以外追い出される。


この頃、急に温度が下がって、寒くてしかたなくってきたので
勝手にVIP席に移動
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寒いし、血は止まらないし
もう帰りたくてしかたなくなっていたのだが、カリミにヴェルディのユニを渡す
ミッションを携えてきてるので、チャンスを伺いVIP席で待機。


藤野氏、1回だけスタンドからイラン代表が練習しているピッチへの突破を試み
マシンガン持った警官の横をすり抜けようとするも失敗。
遠くから見ていたのだが、その糞度胸に呆れる。


スタンドから見ているとテレ朝もイラン代表スタッフと揉めているようで
ピッチからの中継がVIP席からの中継になりこっちにやってくる。
スグ横にテレ朝解説者の福田が居た。


その内、ジーコの会見を撮り終わったNHKも横にやってくる。
福田の逆サイドにNHK解説の井原が居た。


テレ朝・報道ステーションの中継が始まる。
今まさにすぐ横で福田が喋ってる。
ここで

オーオーオオ福田!!GETゴ〜〜ル福田!!

をやったら2chは祭りだろうな
と危険な誘惑が頭を巡る。


NHKも中継が終わったようで井原もVIP席に来る
井原、福田、藤野、UGという
ありえないラインナップでVIP席からイラン代表の練習を観察。


福田はやや離れたところに居たが
スグ後に居た井原からの

”なんだこの変な日本人は
なんでこんなボロボロの格好してイラン代表の練習に居るんだ?”

という視線が痛い。
さすがアジアの壁、視野も広いしチェックも厳しいぜ。


なんかイラン代表関係のお偉いさんみたいな人達が僕の元へゾロゾロとやってくる。
どうも

”ジャパニーズプレスをイラン人の悪党が怪我させてしまった、
こんな事をメディアで書かれたらイランの印象が悪くなる”

という事らしく、かなり心配してもらう。


イラン代表の練習とカリミは気になったのだが
そのまま、スタジアム最上部のちょっと豪華な部屋にエレベーターで連れて行かれ
紅茶を御馳走になる。


ペルシア語ができるイラン在住の日本人が来てくれる。
NHKの現地コーディネーターをやっていた方だそうだ。


僕が話した内容を警備の責任者のような方に通訳してもらう。
そしたら”署のほうに行ってくれ”と警察の車を用意してくれた。
イランの人達、親切なのはいいが
ここからが、本当に大変だった。


まず、捜査本部でかなり待たされる。

椅子に座って待っていると続々とイランの犯罪者がやってくる
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なんかの中毒者のオッサンも居れば
僕と同じようにスタジアムに練習見に来て、暴行受けて有り金持っていかれたイラン人の少年達が
頭に包帯巻いて泣きながら横に座ったりする。

取調べが終わると、今度は犯人のモンタージュを作りに別の施設に車で運ばれる

引ったくりにあった中国人旅行者が取調べを受けている様や
なんか悪い事して手錠はめられた2人の青年が、モウダメポとしくしく泣いている様を見ながら
ここでも、かなり待たされる。
この時点でもう夜の9時過ぎていた。


1時間ほど待って、やっと僕の番になったのだが、いざコンピューターの前に座らされて
目はどうだった?とか鼻は高かったか?とか聞かれても後部座席から助手席を見ていたもんで
よく思い出せない。

正直によく思い出せないと言うと、今度は別の部屋に連れて行かれて
”この中に居たら教えてくれ”と、今まで犯罪を犯したイラン人の顔写真リストをズラ〜〜っと見せられる。
イランに来て、まだ何の観光名地も見てないのにイラン人犯罪者の極悪面ばかり見せられて
泣きたい気分になる。


結局、そのリストに問題の男らしき写真は無く、モンタージュ作成は終了。


この時点で11時過ぎていたのだが
今度は、また別の施設に行って
傷のぐあいを見て来もらい書類を貰って来いと言われる


警察が手配したタクシーで別施設に移動


そこでも30分ほど待たされ、やっと傷を見てもらえる事になり奥の部屋に通されると
なぜか校長室みたいな部屋で、ベッドも薬も一切無し。
本当に傷口を見てもらい、書類もらうだけで部屋を出される。
いまでもあの施設はなんだったのか謎だ。
待合室に戻ると藤野氏がイラン人とゴン&カズの話で盛り上がっていた。


あとは捜査本部に戻って書類を纏めてもらうだけなのだが
この時点で深夜1時過ぎ。僕達はホテルに送ってもらい、
ここでもらった書類はタクシーの運転手が捜査本部に持って帰り
明日の朝9時、完成した書類を取りに行く事になった。


ホテル到着。
6時間近く警察施設を廻されて疲労困憊。
この6時間、一緒に付いて廻ってくれたイラン在住の日本人女性Bさんへの感謝は尽きない。
見ず知らずのアホな日本人に嫌な顔もせず、無償で6時間も付き合ってくれたのだ
また助けて頂いただけでなく、人生の勉強も色々とさせてもらった。
この人は最初にイラン人と結婚した日本人で、45年近くイランに住んでいるそうだ。
イランの現代史は激動に満ちている。
その激動の時代を異邦人でありながらイラン人の子供を生み育て、母として乗り切ってきた方なので
言葉の重みが違う。
なにげなく
”イラン・イラク戦争の頃はどうしてたんですか?日本に逃げては来なかったんですか?”
とか聞くと

”そんなに大変ではなかったですよ。19歳の次男は戦場で殉教しましたけど”

と平和ボケの日本人には信じられない事をサラっと言っていた。
この時は藤野氏と2人、言葉を失くした。
それでも周りのイラン人よりは被害は少なかったという事なのだそうだ。
また、45年近くイラン在住という事は、この人はホメイニのイスラム革命以前のイランも知っているのだ。
元々、異教徒の日本人として育った人間としたら
当然、王政時代の自由な社会のほうがいいのかと思うが
この方はキッパリと
”堕落していた王政時代より、今のほうが良い”
と仰ってた。
その姿には
45年近くをイランと同化しムスリムとして過ごしてきた矜持のようなモノを感じさせずにはいられなかった。
最低の泥棒と遭遇した後、こんな高潔な人と巡り合えるとは、人生は不思議なモノだ。


部屋に戻るや、ベッドに倒れこみ爆睡。


8時起床


ホテルでイランに来てから初めての食事
機内食を食べてから20時間近くナニも食べてなかった。


ホテル手配のタクシーで再び捜査本部に


昨日、”書類は完成させておくから明日の朝取りに来い”って言っていたのに
案の定、書類はできてなかった。
また捜査本部内を盥回しにされる。


捜査本部前で待っていてもらったタクシーの運転手が入ってきて
話をつけてくれたら、速攻で書類完成。
この運転手、元警官だったそうだ。


書類を手にホテルに戻る。
これで保険降りなかったら泣くぞマジで。


この時点で午後1時過ぎ
スタジアムに向かうにも中途半端な時間だったので
ダエイのショップを探しつつ
あらかじめ宿泊先を教えてくれていた武藤講釈師のホテルに向かう


ダラダラとテヘラン市外を歩く


途中、チキンゲバブでを食事。美味。


歩いていて気づいたのだが、テヘランは建物と建物の間隔が広い
町全体が間延びしている感じだ。なんでも密集して建てたがる日本とは正反対の発想だ。
なのに、自転車が1台も走ってない。なんでだろう?
ネクタイと同じく
”自転車はイスラム的ではない”という理由でホメイニ氏にダメをだされたんだろうか?


イラン人のガキが公園で遊んでいた。
大人になると濃いオッサンになっちゃうけどイランの子供はエムレ顔で可愛い。
革命後、イスラムの戒律がより厳しく守られるようになり
避妊・中絶が減り、イランは人口が爆発的に増えていくのだそうだ。
2020年頃には人口が1億を越え、しかも20歳以下が総人口の30%近くを占めるようになるらしい。
サッカーでも新しいタレントが続々出てくる事だろう
少子化一直線の日本サッカーはその頃どうなってるんだろう。


40分ぐらい歩いて
武藤講釈師のホテルに到着
でも、講釈師はもうホテルからスタジアムに出た後でしたorz


痛い目にあった反省を活かし、白タクはやめて武藤さん宿泊のホテルでタクシーを手配してもらい
スタジアムに向かう。


大渋滞


試合開始30分ぐらい前によくやくスタジアム付近に到着


もうコレ以上スタジアムまで進むのは無理だから降りて歩いてくれと言われる。


まわりは100%イラン人の超アウェーの中、スタジアムまで歩く
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案の定、イラン人に色々とちょっかい出される。


なんかスタジアムから戻ってくるイラン人多し
後でわかったが、もう入場できずにあきらめて帰る人達だったようんだ


よくやくスタジアム到着
スタジアムに入れないけど諦めきれないイラン人と警備員が至るところで揉めていて
ヤバイ雰囲気



マシンガン持った警官が僕達を見つけて、
『危ないからコッチ来い』と、日本人用ゲートの入り口に案内してくれる。


他のツアー客と一緒に鉄柵の前でしばらく待たされるが
チケットのチェックも適当に入場させてくれた。
流行に敏感なトレンディーでナウなヤングな僕は
「お疲れ様でーす」
の挨拶は忘れなかった。
僕達の行動も問題だが、何もしないマシンガン抱えた警官と鉄柵はもっと問題だと思う。


門をわけ入り、暗い通路を抜けるスタジアム内へ


スタンドにたどり着く前に、いきなりトイレで並んでいた
サポーターグループ禅木宮さんと遭遇。
まだスタジアム内の場所を把握してなかったので思わず、

『ここドコ?』

と聞く。
トイレに並んでいる木宮さんに
タクシーに引き摺られた事とジャッキーチェンは偉大だという事を話す。
たぶん、サッパリ合点がいかなかった事と思う。


ついにスタンドへ、
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日本人に割り当てられえた席は7分の入り。


スタンドで武藤講釈師を発見。
今回イランに来たのはこの人の影響がデカイのだ。
2002W杯BEST16、宮城でトルコに負けた後、仙台の牛タン屋で武藤さんと出会い

”ドイツへのアジア予選でイランと当たったらきっと凄いよ〜”
”イランと当たってアウェーがあったら絶対に行かないと”
”イランアウェーがあって、そこに行かないなんてサッカーファンやってるのに勿体無いよ”

と武藤&藤野、両氏に煽られ、その結果本当に来てしまった。
あれから約3年ぶりの邂逅を果たす。
ちょっと感動。


武藤さんに近くに居たベテランサポーターを紹介してもらう。
東京オリンピックの頃から応援している方や
メキシコオリンピックで銅メダル取ったの見ていたという方など歴戦のツワモノばかり。
もう結構なお年の方ばかりだったのだが、それでもちゃんと青い服着て
イランまで駆けつけるのだから偉いなーと低頭させられる。
あの武藤さんが、”この人達の前では自分は若輩者ですから”と仰ってた。
たぶん、この人達がサポーター第一世代で
次が武藤さんや後藤さんの世代で
その次がアサヒマンや吉沢康一さんで
そのまた次に藤野氏とかが来て
僕なんかは5世代目か6世代目なんだろう。
こんだけ上の世代の人たちまで遠路テヘランまで集結するんだから
今日は本当に決戦なんだなと身震いがする。


明日からドバイを一緒に旅する柏サポのKさんと合流
本当にスタジアム現地集合なんだな藤野!!


応援中心地に寄り、師匠ゲーフラを準備してたら
Heart Of The Sunriseを着てくれている人に見つかる。
”師匠やっぱり今日は出ませんよ”と教えられてガッカリ…
でも途中交代を信じる事にする。


tooldBlogのKIDさんと遭遇”はじまして〜”


ウルトラスの横でバンデーラ出していた掟破りの逆サソリさんと遭遇”はじめまして〜”


鉄柵にしがみついてるイラン人達、一生懸命日本人の女の子に声を掛けるも
さらっと無視され笑う。


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日本人席を区切る鉄枠の近くでイラン人煽ってたいという
藤野氏と離れ、
僕は応援中心地すぐ横の通路に立つ


試合開始

試合開始直後からハイテンションな12万人のイランサポーターの声援が作る
圧倒的な雰囲気に飲まれそうになる。スタンドのそこかしこで振られるイラン国旗がそれを彩る。
悔しいが感動してしまう。
日本はどうやったら、これぐらいな濃厚な雰囲気で代表を応援できるようになるんだろう?


試合中、ちょっと横を向くと必ず藤野氏がイラン人と揉めている
なにやってんだ
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高原のダメさが目立つ
でもそれ以上にダエイのダメさが目立つ
本当にダエイは動かない、一回遠めで審判かと思ったらダエイだった。


ハシェミアンがゴール


前半終了


イラン人と揉めっぱなしだった藤野氏のところに行ったら
トマト投げつけられてユニフォームに染みがついていた。
”あんまりイラン人煽ると危ないよ”と忠告するも聞く耳もたず。
スタジアムに酒を持ち込んで飲んでいたんで、けっこう逝っちゃってた。
あの日、禁酒のイランのアザディスタジアムで酔っ払ってたのアンタだけだよ〜


スタジアムからの帰りの手段が無い事に気づいたんで
ハーフタイム中に帰りの算段をつける
柏サポのKさんについていたイラン人ガイドに頼み込み弾丸ツアーのバスの補助席に座らせてもらう事になった。
ラッキー。


日本人席なんだけど、イランのサッカー女子代表のメンバーだという女性達が居た

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男女同席を厭うこの国ではイラン人男性と一緒に見る事はできなからだろう。
こういう点、イスラムの戒律っていうの厄介だ。


後半突入


後半21分:福西ゴール
やってくれるぜ、さわやかヤクザ
やめておこうと思ってはいたんだけど福西に関係ない”師匠ゲーフラ”振り回して喜んでしまう。
やっぱり”特攻ゲーフラ”も用意してくれば良かったと後悔。
関係ないが、イスラム圏の人達はカミカゼ特攻隊が大好きだ。
イランもその例に漏れない。『地球の歩き方イラン編』に書いてあったぐらいだから間違いないだろう。


師匠ゲーフラを鉄柵にしがみついていたイラン人に誇示して煽ってみる。
なにが書いてあるかわからないイラン人、馬鹿にされていると思ったのか激しく激昂。
テラワロス。


せっかく同点になったってのに日本攻め出す。
それもリスキーな攻め。
信じられん。


あっというまにハシュミアンに逆転ゴール叩きこまれる。


イラン人狂喜乱舞
今まで聞いた事のないような歓声に圧倒される。凄過ぎる。
点取られて悔しかったが、こんな貴重なアウェーを経験できたなんて
イランに来て良かったと思ってしまった。


試合終了。茫然自失。
鉄柵のほうみたら、また藤野氏イラン人と揉めている。
ヒトフリタンと仲が良い理由がやっとわかりました。

勝ち誇るイラン人達。また2階席からペットボトルなどの投擲が始まる。
日本人女性に直撃して騒然。
2階を見上げたらイラン人の警備員が物投げたと思われる人物をボコボコにしてた。


安全になるまでスタジアムで待たされる。
1時間ぐらい待たされた後、バスに乗せてもらえるが、外に出ても全然安全じゃなかったw
帰り道は無法地帯。日本人バスと見るや徹底的に絡んでくる。
でも勝った奴等の当然の権利だ。しかたない。


弾丸ツアーのバスに乗せてもらってスアジアムを出たので、空港へ
腹が減ってしかたなかったので、柏サポのKさんとKさんが宿泊してるホテルにタクシーで向かい
遅い夕飯を取る。
そのホテルは日本人だらけで、レストランも日本人だらけ
試合に負け、みんな押し黙ったままの御通夜のような雰囲気の中で食事。
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でも、メシは美味かった。


タクシーでホテルに戻る。
ホテルマンが”イラン2ジャポン1”とニコニコ顔で声掛けてくる。


部屋に戻る。ベッドに倒れこむ。
今まで気づかなかったが、天井に矢印が書いてあった。
礼拝する時にイスラムの聖地メッカの位置がわかるようになっているのだろう。
こういうのを見ると、嫌でもイスラムについて思いを巡らす。

イスラムってのは面倒な宗教だ。

心で想っているだけではダメで、必ず信仰心を行動で明示しなくてはならない。
毎日メッカの方向に礼拝しなくちゃならなし、酒飲んじゃいけないし、豚食べちゃいけないし
”神は偉大なり”とか”神はアラー唯一人”とか日に何度も唱えなくてはならない。
イランは国旗にまで”アラーの神は偉大なり”と22回も繰り返し書かれている。
六信五行を他人にもわかるようにやりつづけなくちゃなんねー。
日本とは正反対に。

ただ、僕はは日本人は非宗教的な人種だと全く思ってない。
小泉八雲の言うとおり、逆に非常に宗教的な人種だと思う。
宗教的勢力が国の実権を握った歴史が無いだけだ。
なんというか、日本人が宗教的にいい加減とかいうレベルじゃなく、
日本の浄土宗を例にあげると
法然さんが”念仏さえ唱えればいい”という革命的な理念を打ち出し
弟子の親鸞さんが”心からの信があれば念仏は1回でもいい”と教義を民衆にとってはより簡素化し
さらに一遍は”信もいらない。神(阿弥陀)は偉大だから不信心者も救ってくれる”
という思想的展開まで約700年前に行き着いてしまっている。
こういう逆イスラム的な、日本の宗教団体の思想的展開は興味深い。
それと、塩野七未がエッセイで
ヨーロッパ人が日本人を非宗教的だと見なす理由の遠因は織田信長にある
っていうのを書いていたけど
あれ具体的には、どんな事が書いてあったんだっけ?
とか考えてたら、そのまま眠りに落ちていった…


起床。


急いでテヘラン空港へ


さようならイラン


ドバイ空港着
いそいでタクシーを拾いドバイ市内のホテルへ
ドバイの街は滅茶苦茶綺麗。
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中国人労働者向けの安宿に着くと、もう砂漠ツアーの運転手が待っていた。

急かされつつ車に乗り込み中田さんがスカパーのnakata.netTVで体験していた
ドバイ砂漠ツアーに出発


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砂漠って凹凸がこんなに激しいとは思ってなかった。


砂漠の真ん中で撮影タイム
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藤野氏の携帯に日本からメールが届く
ドバイの砂漠でもVodafoneなら電波が届くんだね。


少し都会のほうに戻って
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砂漠の中にある昔風の村みたいなところで降ろされる
そこでサンドボードやったりラクダに乗ったり水タバコ吸ったりしてバーベキューの時間を待つ。


バーベキュー食べながら踊り子のベリーダンス見学
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なんか踊り子と聞くとドラクエやりたくなるのはなんでだ。


ホテルに戻る。
藤野氏が街を案内してくれるというので一緒にドバイの街並みを見て廻りたかったのだが
ベッドに座るや熟眠してしまう。
貴重な機会を逃し残念。
またバーレーン戦の時にでも…


3時間ほど寝て空港へ
↑のほうに書いたけどドバイは街も空港も本当に豪華
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信じられない事にドバイ空港の時計は

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全部ロレックス。

来期からはアーセナルの胸の宣伝枠を200億円で買ったっていうし、恐ろしいぜエミレーツ。
ただ、ひとつだけ文句言わせてもらうと
日本人向けにフライト中、日本のPOPSを聞かせてくれるのはありがたいんだけど
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こんなモーニング娘いないから!!

ああ、こんだけ文章書いて、オチはまたハロプロか……

コメント (38) | トラックバック (0) | 日本代表関連|, | 観戦記| この記事をクリップ! コメントを見る Twitterに投稿


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コメント

良記事です。お疲れさん。

Posted by: at 2005年04月08日 07:34

濃い〜体験に圧倒されます。
長文でも、読み応えが有りすぎで読んでて楽しかったです。

Posted by: 神?仏でなくて? at 2005年04月08日 08:06

いやータフだねあんた。
面白かったよ

Posted by: at 2005年04月08日 08:38

長くて濃くて読み応えありました。こんな文章書いてみたいです。ドバイの空港に行きたくなりました。(空港だけかよ!)

Posted by: at 2005年04月08日 10:01

UGタン、師匠をネタにしてるだけじゃなかったんだね(涙)。長文レポ面白かったです。次も期待してます。

Posted by: at 2005年04月08日 11:07

すごすぎる。ちょっと尊敬。

Posted by: at 2005年04月08日 11:14

いいなあ。俺も金ないけどどこか旅にいきたいなあ。イランは嫌だけど・・・

Posted by: at 2005年04月08日 11:24

UGさんに敬礼!!
本当貴重な体験してきたんですね。
いままで胡坐かきながら読んでたけど、今度からは正座で読みますこのblog。

Posted by: yoshida at 2005年04月08日 13:17

厳しすぎる戒律と独裁政治で、ホモは死刑とか鞭打ちとか、不倫は死刑とか、体制批判も駄目とか、人権が無いのは嫌だな。
秘密警察の拷問もあるみたいだし。
あと、日本人女性が、そういう体制を良いと言ったり、息子が死んだのをさらりと言っているのも変な話。変な宗教にはまってる主婦みたいな印象を受けました。
中東は日本人の感覚には合わないと思った。

Posted by: at 2005年04月08日 14:09

UGさん長文お疲れ様でした。

Posted by: at 2005年04月08日 18:58

あんたマジリスペクト!

Posted by: at 2005年04月08日 20:24

おつかれさまでーす

Posted by: at 2005年04月08日 20:32


面白かった

>あっというまにハシュミアンに同点にされる。

ここは「逆点」だよね

Posted by: at 2005年04月08日 23:04

逆転じゃねーか
「勝ち越し」だ。

Posted by: at 2005年04月08日 23:04

イランで神の啓示を受けましたか

何十年かかろうと、一代で成し遂げられずとも
是非、中学男子の夢・ジャッキーランド実現させましょう。

一声掛けてくれれば1万円ぐらいなら・・・

Posted by: at 2005年04月08日 23:12

すべて読んだ、オレにお疲れ

Posted by: at 2005年04月09日 02:49

長文やけど一気に読んだ。おもろかった!昔パキスタンへ行ったとき、連れがひったくりに遭って警察行ったときのことを思い出した。犯人は捕まってこん棒みたいなのでボコボコにされ、俺たちは水野晴郎みたいなホモっけたっぷりの署長に別室ででなぜかウイスキーを勧められ、ひげ面でじょりじょりと頬ずりされた。なんとか貞操は守ったが…

Posted by: オンヌオヌ at 2005年04月09日 12:08

読むぶんには最高に面白く、
自分で味わうには絶対に絶対にお断りしたい
体験記おつ。おもしれ〜

Posted by: at 2005年04月09日 14:41

いつも楽しく拝見してます。(あなたすばらし過ぎます。)おせっかいながら
塩野七未

塩野七生
さんですね。

Posted by: at 2005年04月09日 16:56

これまでで最高の記事です。感動モノでした。あなたも藤野さんもすばらしい!

Posted by: スペインより at 2005年04月09日 20:27

こんな長い記事全部読ませるブログはUGしか知らないよ。あんた最高だよ。

Posted by: at 2005年04月09日 21:05

ハリセルダン
get goal福田

あたりが面白かった。

Posted by: at 2005年04月09日 23:15

カリミの濡れそぼった肉壷に・・・のあたりが面白かった

Posted by: at 2005年04月10日 03:32

結婚してください。

Posted by: at 2005年04月10日 04:43

UGさん面白く読ませてもらいました。
BS1での放送であの師匠フラッグ写ってたの
見て笑ってしまったよ。

Posted by: at 2005年04月10日 07:17

あえて言うと、

井原にビビッてね〜で

声かけろよ。

Posted by: 太郎 at 2005年04月10日 13:36

最高に面白かったです。いや〜根性座ってますねぇ・・・
これからも楽しみにしてますんで、ぜひともバーレーンと平壌にも行ってくださいね!

Posted by: datchy at 2005年04月10日 16:56

あんた本物の男闘呼だ。

ここまで旅の孤独と興奮が伝わってくる旅行記はそうそうない。しかもお勉強にもなる。

素直に感動した。

Posted by: at 2005年04月10日 18:27

ピョンヤンにいったらたぶん労働党員の日本人妻が地上の楽園とか将軍様のおかげ何々とか言って北朝鮮の事を賞賛すると思うよ、そんでもってここより日本で生活していた頃の方が色々苦しかったっていうんじゃない、そりゃー犬どもと結婚すりゃ日本で苦労するはな、結局イラン人と結婚したBさんていうのも所詮は独裁国家に住むプロパガンダ邦人てことだよ、でもイランの親米民主化路線を崩壊させたのはあのブッシュさんだぜ。

Posted by: at 2005年04月10日 21:35


もっと長くてもいいや。というか矢印で箇条書き風じゃなくてもっとエッセイ風に書いてくれ。

もっとお母さんみたいに(C)吉田戦車

Posted by: murasakikuma at 2005年04月11日 17:39

泣きながら、一気に読みました

Posted by: 柴崎コウ at 2005年04月11日 18:30

結局、カリミにレプリカは渡せずじまい?

Posted by: at 2005年04月11日 23:17

読ませていただきました。
面白かったです。

Posted by: at 2005年04月12日 00:09

大して知りもしないのにBさんの事を宗教にはまっただの、プロパガンダだの言って叩くのは止めよう。人の人生にケチつけてもみっともない。BさんにはBさんの思う人生があるだろう。

それはそうといい観戦記でした乙。これ金取れるよ。
これだけ面白い観戦記は見た事ないよ。ありがとう。

Posted by: at 2005年04月12日 02:39

UGタン無事に帰ってこられてヨカタ。
それにしてもこうもネタが寄ってくるって羨ましい限りですわ(藁)
おつかれさまでーす♪

Posted by: at 2005年04月13日 00:27

ヴェルディの10番のユニは・・・

Posted by: at 2005年04月17日 11:13

遅ればせながら読ましてもらいました。最高じゃ!

Posted by: Satoly at 2005年06月01日 14:06

感動もある物語だ・・・
僕は龍谷大学の学生で寺の子です。

その為、真宗について書いてある所が、面白かったです。
一遍さんは先祖の親戚に当たります。
河野水軍バンザイ、念仏バンザイ

Posted by: z at 2007年09月01日 20:22

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